SWING(スウィング)

 トランスミュージックがまだ韓国に根付いていない!と2005年、Tエンターテイメントから送り出された3人組。"歌謡界を揺るがす"という意味合いで『スウィング』と名付けられた。メンバーはKMTV 『生放送ミュージックキュー』で月間トップ合格、アジアBugs歌謡祭で奨励賞、ソウル市ユースチャンピオン大会出場など数々の受賞経歴があるクォン・ミンヒ(21)、国民大学演劇映画科に在学中で2001年ナム・インス歌謡祭で金賞を受賞し、ミュージカル女優の経歴もあるチョ

ン・ウォンジョン(24)、もともと演技者志望生だったが、大のテクノマニア(韓国ではダンス歌謡を指す)のため事務所に自らグループ参加を志願したハン・ヘリム(24)。ミンヒは映画『シバジ』の主題歌を歌ったクォン・ヨンソンの愛娘でもあり、swing活動前男女混声ヒップホップグループ『V.O.L.D』('04)でボーカルも担当していた。
 3人とも1000分の1の激しいインターネットオーディションを通じて選ばれ以後1年のトレーニングを経て2005年1

1月デビューした。プロダクション側は、ヨーロッパ全土でクラブミュージックとしてチャートの常連であるジャンル、『トラン(TRANCE)』が韓国音楽界でも浸透するはずと(ダンス歌謡との違いがあまり分からないが)、この1集の13曲に含まれる楽曲'ごめんね愛している'や 'ブロークンハート'などは実際にヨーロッパ チャート50位圏内に入るヒット曲の使用権利を購入して、作曲家パク・ヘムンが編曲し、純正ハウス歌謡として蘇らせている。

 しかし、制作者の意図とは逆に事務所が小さかったせいか活動の場があまりなく、自然と軍慰問公演や巡業が多くなる。
 女性にしては珍しく170cm代の背の高さでモデル並のスタイルを生かし活動当初、セクシー写真集を併売していくよくあるセクシー歌手ではないかという愚問に、そういうことは一切ありませんと高嶺の花的展開を見せていた。音楽で勝負、という訳だ。
 しかし、時に、Ladyというニューハーフ=トランスジェンダーの女性アイドル

グループが同年4月に先にデビューして話題となっていたせいか、彼女たちがキーワードとして推していた『トランス』は場所場所で、完全に違う意味として捉えられてしまっていたようだ。
 そういった経緯から、巡業以外でメインストリームへ帰ってこれる要素がなくなって翌年2006年11月ようやくデジタルシングル'White Chocolate'発売は形的に漕ぎ着けたものの、歌手とは名ばかりで2007年3月には禁じ手である、セクシー写真へと手を染めていく

。悲しいかな、日本ではあまりこういった経過は辿らないが、契約書を逆手にとって風俗方面へ追いやるような古い風習が残っている韓国の芸能界や事務所の下世話な裏側を垣間見る一つのいい例だろう。                                                                                                                                  


ハングル表記 

스윙

活動時期 

2005~2006

作品 

1集『Swing』 (2005/11)
EP『White Chocolate』(2006/11)

代表曲    

‘ごめんね愛してる’
미안해 사랑해 (2005)

ジャンル 

歌謡ポップ



メンバー 

クォン・ミンヒ 권민희  

チョン・ウォンジョン 정원정

ハン・ヘリム 한혜림




 

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