S.E.S(エスイーエス)

에스이에스

  
PROFILE



パダ 바다 1980.2.28 Bada
ユジン 유진 1981.3.03 Eugene
シュー 1981.10.23 Shoo

 S.E.Sは、グアム出身のユジン(17)、中学2年生まで日本に住んでいたシュー(18)、純韓国人のパダ(18)からなる女子高生アイドルグループとしてスタートした3人組。グループ名はもちろん3人の名前の頭文字から名づけられた。当時、『女性グループはヒットしない』というのが韓国歌謡界では通説だったが、先にデビューさせた男性アイドル『H.O.T』がシーンを一掃するほどのムーヴメントを起こした事実に気を良くした同所属事務所SMエンターテイメントが早い時期から【女性版H.O.T】として準備していたのがS.E.Sだった。
 ソウルの芸能系女子高に通っていた
パダとこれまたソウルのアメリカンスクールに通っていたシュー、夏休みだけグァムからレッスンに来ていたユジンは、沢山のレッスン生がいるなかで不思議とこの3人でよく話していたと運命を漏らす。ユジンがマンションに一人暮らしは可愛そうだからと二人で押しかけたこともあるそうだ。そんな不思議な導かれで3人はチームとなり、デビューを迎える。
 1997年11月彼女たちに用意された歌はH.O.Tと同じく天才作曲家ユ・ヨンジンがプロデュースした
‘I`M Your Girl’。米国でR&Bとヒップホップの融合によって1980年代後半に生まれ一世風靡した『New Jack Swing』という音楽スタイルを上手く取り入れた当時の韓国音楽のなかでもとりわけ洗練されたナンバーだった。くわえて当時の芸能ニュースはユジンが『ロミオとジュリエット』の主役オリビア・ハッセーに似てるとメディアで取り上げ人気爆発の要因に。2ヶ月ほどの時間差がありながらも翌1998年1月第3週からKMTVショーミュージックバンクで5週連続1位、SBS人気歌謡では2月後半2週連続1位という大ヒットのあと、4月からは後続曲‘Oh, My Love’で活動、再び各音楽番組で1位となったあと照準は早くも日本へと向かう。
 8月に六本木ヴェルファーレで【日本デビュー記念イベント】が開催され10月には日本オリジナル‘めぐりあう世界’で日本デビューを飾ったのだが、この時代まだお互いの国の文化的解放と交流が本格化されておらず、偏見(韓国音楽は日本の真似をしているので日本より劣っているはずだという先入観と妄想)を含め認知度という点でもなかなか厳しいプロモーションが続く。しかもその1ヵ月後の11月には韓国2集カムバックがあるため早々に帰国、ピンクル並みに可愛い路線
‘Dreams Come True’と王道ラヴソング‘君を愛して’を大ヒットさせた。SMエンタは現在大活躍している少女時代、東方神起の事務所なのだがこの時代はまだ、世界戦略の段取りが定まっておらず、彼女たちはレコーディングとレッスンの度に飛行機で韓国と日本を行ったり来たりとかなりの多忙を極めた。それは同月に今度は日本で1stMiniを発表した事にも裏打ちされる。翌99年2月には日本2ndシングル、3月日本1stアルバムと本当に休む暇がない。
 結局、日本で大ヒットするまではと99年は10月の3集カムバックまで日本活動に従事。ときすでにピンクルが2集発売におけるピンクルブームを再燃させ天下取りにかかっていたしおまけにBaby V.O.XまでがNo.3から追い上げ上位を狙っていたのでかなりの期待と緊張感のなか
S.E.Sはカムバックせざるを得なかった。パダの金髪ロング、ユジンの茶髪、シューのオレンジヘア、そこに銀色の装飾を施した近未来的コスチュームで登場した彼女たち(異星人コスプレは、99年のおしゃれアイテムとしてすでにオム・ジョンファやイ・ジョンヒョンが証明していた)。その見た目の衝撃に加え完璧に進化し続けるユ・ヨンジンの作曲能力が拍車をかけ、‘Love’は大ヒット、デビュー2年目にしてすでに女王の風格まで見せ付けるに至った。しかし、何とも残念なことにシンファの大ヒット曲‘TOP’をSESが吹き替えた日本4thシングルを発売するために後続曲‘Twilight Zone’も手短に済ませ再び日本へ戻ることとなる。この日本シングルの不調により以後、vapによる宣伝やジャケデザインの手抜きがインディーズ並みに雑さを極める。それでもSESは、互いの文化開放(交流)がされていない両国を行ったり来たりしながら2000年までは頑張って日本活動を精力的に続けた。
 日本で大スターにはなれなかったものの人脈作りという点では、次の4集タイトル曲
‘包み込むように’(ミーシャのカバー)を歌うきっかけになったこと、パダの解散後のソロアルバムで日本人スタッフと仕事をしていることからも決して無駄ではなかったと断言したい。
 さて、日本活動終結とともに00年12月前述のカバー
‘包み込むように’を本人たち作詞でタイトル曲に4集カムバックし、大成功、後続曲はユ・ヨンジン作詞作曲‘Be Natural ’で活動。
 翌2001年は、2012FIFA韓日共催ワールドカップが目前に控えていたこともあり、いよいよ日本と韓国が民間レベルでお互いの文化に興味を持ち始め積極的に交流に力を入れはじめる。その一環としてSMエンターテイメントも所属歌手の韓国オリジナルアルバムを一斉にエイベックスから日本発売する快挙を成し遂げる。
 ということで苦節3年
S.E.Sは日本語で歌うことなくハングルオリジナルの4集を6月に、1集から3集までを8月に日本発売させ、それにあわせて同月東京お台場ZEPP TOKYOにてカンタ、FTTS、BoA、シンファによるSM総動員のショーケースがあり私も見に行ったのだがS.E.Sは特にパダが日本語をあえてしゃべらずにハングルに徹していた姿は韓国人であることの誇りと強い意志を感じさせた。
 さてそういった日韓友好の流れから、今度は今まで日本発売していた歌を韓国へ紹介しようと逆輸入の形で彼女たち自ら韓国詞をつけ
サプライズアルバムとして発表。大ヒットとまではいかなかったが両国のかけ橋になるような動きが微笑ましい。
 翌2002年は彼女たちにとって総括的な年となった。それは本年をもって事務所との契約が満了を迎えることになり、最終12月に向け、彼女たちはラストランとしてまず、5集
『Choose My Life-U』を2月に日韓同時発売し、今まで以上に大人っぽい‘U’と優雅な雰囲気のオシャレK-POP‘Just A Feeling’を続けて活動し、8月にはRemix Album、11月末に『Friend』という意味深なラストミニアルバムを発表してS.E.Sは5年間の活動に終止符を打った。


 総括させてもらうと、
S.E.Sには2つの側面があるといえる。まず韓国国内でのガールズグループブームの牽引役。これはピンクルにも当てはまるが、この宇宙的なビッグバンから派生して5年後のワンダーガールズ、少女時代、KARAへとバトンされている事実。もう一点は良くも悪くも日本への切り込み隊長になってしまったこと。これはすぐにBoAに生かされ、その後、女性ではKARA、少女時代、T-ara、IUが自由に日本で活動できる下地を作ったという面からもS.E.Sの貢献度は計り知れない。


 



初々しいデビュー当時。ここからK-POPガールズグループの歴史がはじまる。






デビュー当時のTV出演。当時韓国で流行していた浅黒い肌や女性特有の濃い口紅の塗り方もしていないまったく新しいタイプの女性アイドルだった。


3集発売時


4集発売時




解散してからも仲が良い

サウンドの特徴
S.E.SのサウンドはK-POPの進化とともにあった。K-POPを体現している天才作曲家ユ・ヨンジンのもとH.O.Tに続き1集から3集までは完全に彼の策略のなかに組み込まれて名曲を連発。4集で日本の歌をカバー、5集の‘U’ではNick Manicの曲を採用、‘Just A Feeling ’では作詞チョン・スンウ作曲キム・ドフンを使い新たな一面と広がりを見せた。ラストアルバム『フレンド』には、‘Season In Love’で初めてKenzieが作曲家デビューし、それが数年後の少女時代デビュー曲‘また出会う世界’への起用へとつながる。S.E.Sの‘めぐりあう世界’とその10年後にデビューした少女時代‘また出会う世界’の因果関係はかなり深い。
ヴォイスの特徴
まず、幼少時代から韓国の伝統音楽パンソリを習っていたパダの歌唱法がずば抜けている。K-POPガールズ創成期のS.E.Sが流行歌の中にしっかりと韓国本来の伝統を盛り込んでいたという点でK-POPのルーツとその辿った道が間違いでなかったことが証明できよう。シューに関してはどちらかというと口の先だけで歌うようなJ-POPっぽい歌唱。くわえてユジンはアメリカンナイズされた女の子らしい歌い方で、米国の白人歌手に近い。こういう観点から、解散後はパダは歌一筋、ユジンは女優メインでたまに歌手、シューは女優とSMエンタの裏方マネージャーという流れになったのも分かる気がする。

DISCS 
 
 

White('97)
1997.11


 
S.E.S(エスイーエス) / 1集('97)
 
 
当時の他の歌手との楽曲とのレベルの違いすぎる

Tracks
Disc 1
1.
I`M Your Girl   
3:41
2.
Oh My Love 
3:29
3.
Nonsense 
3:52
4.
Dejavu   
3:41
5.
Goodbye   
3:58
6.
完全な理由 완전한 이유
4:30
7.
友達 친구 
4:30
8.
Rock'Nの国 Rock`N 나라  
3:49
9.
今日が過ぎれば 오늘이 지나면  
4:24
10.
あなたの香り 그대의 향기 
4:26
 

Sea & Eugene & Shoo 2 ('98)
1998.11


 
S.E.S(エスイーエス) / 2集('98)
 
 

Tracks
Disc 1
1.
Shy Boy  
3:38
2.
Dreams Come True
4:03
3.
Snow, X-Mas   
3:55
4.
君を愛して 너를 사랑해  
3:33
5.
感じ 느낌   
3:44
6.
悲歌  
4:07
7.
恋人探し 애인찾기  
4:18
8.
あなたへ 너에게   
4:16
9.
Kiss 
4:14
10.
Eternal Love
3:31
 

Love('99)
1999.10.29


 
S.E.S(エスイーエス) / 3集('99)
 

Tracks
Disc 1
1.
Opening (Talk)
1:28
2.
Twilight Zone
3:43
3.
初恋 첫사랑 (Talk)
1:28
4.
Love   
4:10
5.
いっそ貴方を忘れようと思う時  차라리 당신을 잊고자 할때 (Talk)
3:23
6.
I`Ve Been Waiting For You
3:36
7.
フェイス 얼굴 (Talk)
2:28
8.
Blue Sky 
4:19
9.
彼はいない 그는 없다 (Talk)
1:43
10.
Tell Me  
3:42
11.
スクランブル 스크램블 (Talk)
1:20
12.
浮気ものを操ること 바람둥이 길들이기 (Taming A Playboy)  
3:30
13.
笑い 웃음 (Talk)
2:07
14.
シャララ 샤랄라  
3:48
15.
美しい思い出 아름다운 기억 (Talk)
2:31
16.
Promise   
4:22
17.
初めての感じ 첫느낌 (Talk)
3:15
18.
Sugar Baby   
4:00
19.
笑い2 웃음 2 (Talk)
2:41
20.
Silver
4:05
21.
結婚式 결혼식 (Talk)
1:45
22.
Show Me Love  
4:11
23.
違う私 또 다른 나 (Talk)
2:06
24.
Wait
3:30
25.
彼に会いました (リ・ジョンハ)  그를 만났습니다 (이정하)
1:30
26.
愛する時、とても愛する時 (キム・ヒョン)  사랑할때 너무나 사랑할 때 (김현) (Talk)
1:10
27.
Ending (Talk)
1:19
 

A Letter From Green Land('00)
2000.12.26


 
S.E.S(エスイーエス) / 4集('00)
 
Tracks
Disc 1
1.
Be Natural 
4:38
2.
Slip Away   
3:18
3.
I Will...   
4:41
4.
つつみこむように 감싸 안으며 (Show Me Your Love)  
5:37
5.
私のための離別 나를 위한 이별 (Good-Bye To My Love)
3:51
6.
Long Long Time 
3:50
7.
Beautiful Life
4:27
8.
Joy 
3:29
9.
Story 
3:56
10.
Chance 
3:41
11.
あなたの心も私と同じなら 그대 맘도 나와 같다면 (Melody) 
4:03
12.
Wish 
3:38
13.
Tiny Little Things  
4:08
14.
Rain
4:03
 

Sprise('01)
2001.07.12


 
S.E.S(エスイーエス) / リメイクアルバム('01)
 
Tracks
Disc 1
1.
愛という名の誇り 사랑이라는 이름의 용기 (In The Name Of Love)  
5:15
2.
Uhn~Happy Day
5:15
3.
夢をあつめて 꿈을 모아서 (Just In Love)  
4:51
4.
Like A Shooting Star
5:42
5.
W/O/U
4:17
6.
A Song For You
4:30
7.
Little Bird
3:57
8.
Believe In Love
5:04
9.
Love Is... Day By Day
4:33
10.
Searchin` For My Love
4:47
11.
Sweety Humming
4:49
12.
月の果てまで 달 끝까지 (Beyond The Moon)   
4:25
 

Choose My Life-U ('02)
2002.02.15


 
S.E.S(エスイーエス) / 5集('02)
 
Tracks
Disc 1
1.
Just A Feeling (Original Ver.)  
3:48
2.
You Told Me 
3:28
3.
U   
3:24
4.
友-2番目の話 친구 - 두번째 이야기   
4:12
5.
Choose My Life 
3:33
6.
かけっこ 달리기  
3:33
7.
私にも夫がいたらいいな  나도 남편이 있었으면 좋겠다
3:48
8.
Requiem
3:57
9.
祈り 기도 
4:32
10.
Red Angel
3:35
11.
勇気 용기
3:51
12.
忘れない 잊지 못해
3:32
13.
私に 내게로
4:09
14.
Just A Feeling (Remix Ver.)
3:34
15.
BONUS DATA : レコーディング場面 / ダンス練習 / M/V / ジャケット撮影現場B
 

Remix Album [remix] ('02)
2002.8.29



 
S.E.S(エスイーエス) / Remix Album [remix]('02)
 
この曲はリミックスではありません。
Tracks
Disc 1
1.
かけっこ 달리기 (J-Bait Disco Mix)
3:37
2.
Just A Feeling (Liquid Electro Mix)
4:09
3.
かけっこ 달리기 (Vibe 7 Bossa Nova Mix)
3:33
4.
Just A Feeling (Vibe 7 Timber Mix)
3:30
5.
かけっこ 달리기 (Gump Fusion Mix)
4:32
6.
Just A Feeling (Oliver Techno Mix)
4:05
 

FRIEND[シングル/EP] ('02)
2002.11.21


 
S.E.S(エスイーエス) / FRIEND [シングル/EP]('02)
 
Tracks
Disc 1
1.
Intro (Dear My Friend)
0:38
2.
手紙 편지 (The Letter) 
3:47
3.
Soul To Soul (S.2.S)   
3:33
4.
Season In Love   
3:37
5.
シャララ 샤랄라 (Remix) 
3:21
6.
君を愛して 너를 사랑해 (Loving You) (Remix)  
3:45
7.
Love Game   
4:27
8.
Happiness   
3:19
9.
夢を集めて 꿈을 모아서 (Remix:Just In Love)
5:01
10.
Choose My Life (Remix)   
3:41
11.
Soul To Soul (Instrumental)   
3:35
12.
Soul To Soul (Music Video 動画:Cd Bonus Track)
3:38

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