See.U (シーユー)
 
Baby VOXの妹分的存在が残したA級K−POP
DISCS


『LOVE story VOL.01』



ジヘが参加したOST盤
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See. U / 1集 ('99) <VIP-20282>


  ‘See U=またね’というグループ名は、英語圏の人が「すぐまた会いましょう」という意味で使う‘See You!’、に『すぐにそのまま、休むことなしに姿と声を露出させる』という覚悟を含ませ名付けられた。メンバーはジニ(19)、ジヘ(18)、スジン(17)の3人。SES、ピンクル、ベビボ第2期が勢いよく飛び出したあとの99年にしては、メイクや顔がブーム前97年頃の古風タイプなので肩透かしを食らうが、これがなんと意に反して、珍しく名曲が揃ったK−POPガールズ名盤中の名盤。







 高音が魅力の
ジニに、ボーカル兼RAPを担当するジヘ、m.netのエース歌謡祭出身のスジンがプロデューサー、キム・ヒョンソク(OST盤『猟奇的な彼女』が有名)を介して集められたプロジェクトチームであるSee Uは、第1次ガールズブーム真っ只中である99年6月にデビューしたのだが、本人たち曰く「SES、ピンクルよりも3人の音が綺麗に交わる実力派トリオ『ECO』を意識している」と語っているところからみてアイドル資質で勝負するのは少々無理があると自覚していたのだろう。それでも、時代はまさにガールズグループ花盛りであり、去年、社会現象デビューを飾ったピンクルが5月に、大々的に2集カムバックを果たし、それに加え、『CLEO』『TTMA』といった有能な新人グループも同月デビューしており、女性枠はまさに激戦区。ピンクルはリーダー‘永遠の愛’でいきなりTOPに君臨、CLEOも‘Good Time’がなかなかのヒットを飛ばしていた矢先、See Uは、アルバム2曲目‘Love Story’で打って出たが、TV出演の回数に比べ人気に火が点かなかった。原因としては、80〜90年代中期まで繁栄を誇っていた芸能事務所(キム・ヒョンシク、キム・チャンフンなど)『東亜(トンア)企画』のプロモーションにおける力不足。あとはやはり10代には見えない容姿が、同世代に共感を呼ばなかったかもしれない。MVは3曲目‘友達から恋人へ’も制作して、いざ後続曲と意気込んだが活動期間は短命に終わってしまった。

→See.U(シーユー)写真館

 しかし、ヒットとその作品の出来とは必ずしも比例する訳ではない。作品自体
See Uの1集『Love story VOL.01』は実によく作りこまれている。まず、ハム・チュンホ、キム・セファン(ギター)、イ・テユン(ベース)、カン・スホ(ドラム)という演奏メンバーの豪華さ。そして、作家陣には、パン・シヒョク、若き日のパク・クンテ、それを統括するのは、ユ・スンジュン‘ナナナ’、Baby VOX‘ヤヤヤ’‘Change’を大ヒットさせたキム・ヒョンソクがあたり、【時代の寵児】としてノリにノッていた彼の『魔法』がこのアルバムでも十二分に堪能できる。
 その後、同年8月にはキム・ヒョンソクファミリーであった『Baby VOX』の大々的な3集カムバックが控えていたため、グループは失速し解散となり、メンバーの
ジヘだけが@『ラストダンスは私と一緒に('04)』A『ある日突然に('06)』B『101回目のプロポーズ('06)』C『華麗なる遺産('09)』のOST盤へと参加し歌手として精力的に活動を続けている。


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