ナリ
 
イ・スヨンタイプの高音部が胸にしみる歌手。  
DISCS


『TEARFULLY』



“少女の夢”
ナリ / 1集 ('03)  <WJCC0576>

2003年春の香りに誘われデビューしたナリ(20)。タイトル曲“少女の夢”は韓国古典楽器『ヤングム』が東洋的メロディを盛り上げる壮大なバラード名曲。彼女のデビューのきっかけは前年の02年に韓国と中国日本など、3国の新人歌手たちが競争をする 『アジア青少年歌謡ダンスフェスティバル(ASDF)』において歌謡部門で大賞を受賞したこと。いわばシンデレラガールだ。イ・スヨンの高音部だけを強調させたようなその声は一度聞いたら頭から離れない。可憐で繊細なその声の持ち主『ナリ』は、中学2年生の頃から演技と歌を一日3時間以上もレッスンしていた努力家で、こと演技に関してはMBC 青少年ドラマ 『私』と MBC 『話の中に』の端役で出演経験があるほど。さて今回のアルバムタイトルである『TEARFULLY』とは「涙ぐむ」の意で、実際ナリもブックレットの写真では頬から涙をこぼしているショットが掲載されており、そのコンセプトは“少女の夢”の歌詞の中の主人公が『去っていく人を思う涙』に続いていく。この曲を作曲したBABというアーティストはアルバムのほとんどの楽曲を担当しており、イ・スヨンの作曲家MGRを彷彿させる泣きの旋律が得意のようだ。他には6曲目のイヘイン作詞作曲の“君なしでは”もフォーキーでありながら東洋的なメロディが胸を打つ名曲といえるだろう。デビュー当初インターネットで『ナリサラン』というファンクラブは一時3500名も会員が増えたらしいが、ひっそりとヒットに恵まれず消えていくこととなる。同年OST盤『天女と詐欺師』に“有り難かったわ”で1曲参加するがそれ以後、音沙汰が無い。“少女の夢”はその楽曲の完成度の高さからか2006年には女性歌手Egによってカバーされている。ナリはK−POP界の端に咲くすみれのような存在であった。


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