ミン・ヒョリン
 
『名品』売れっ子モデルの歌手デビューアルバム 
DISCS


『RINZ』


‘待ってオオカミ’


‘Touch Me’


‘Touch Me’


デジタルシングル‘Touch Me’
ミン・ヒョリン / Runz ('07)   YDCD-778

 SEEYAのナム・ギュリ似でテグ出身のミン・ヒョリンは’86生まれの21歳。7歳の時にTVで見たソテジ・ワ・アイドゥルに一目ぼれしそこからソテジに会いたいがために芸能界入り決意をする。18歳になるとJYP(パク・チニョン)関係者に抜擢されJYPエンターテイメント歌手志望演習生として1週間に3回テグとソウルを3時間かけて往復し、朝にソウルに来てトレーニングが最終KTX(韓国の新幹線)に間に合わないと高速バスで夜明けの4時に家に帰るなどハードなトレーニングを積んだ。結局交通費がかさむなど6ヶ月であきらめてしまったがその甲斐あって現在の事務所から声がかかり厳しい父を含め両親とともに上京。その後モデルとして衣料メーカー‘Flapper’などで顔が広く知られるようになり、06年にガーナチョコレートや携帯電話、制服のCMにも起用が増え、スーパージュニアとも共演している。そしていよいよ待ち望んだ歌手としてのデビューが翌07年5月に訪れた。
 『Rinz』と題された5曲入りミニアルバムは実質歌入り3曲で、なんと2曲が同時リーダー曲。1曲は彼女がかねてから尊敬している日本人歌手『中島美嘉』のミディアムバラードのヒットソング
‘Stars’をハングル歌唱でカバー。もう1曲も97年男女混合グループ(2集では女性デュオに)『ジュリエット』がヒットさせた‘待ってオオカミ’をカバーしテンポが速い最新式ダンスタイプに変化させている。すでにMVを両方撮り終えており、同時進行で公開されたその2曲は話題の女性モデルが見せる歌の上手い意外な一面としてネチズンを驚かせ、検索ワード1位になったりCDも7000枚販売という音楽業界不振のなか新人としては記録破りな快挙を連日芸能ニュースで取り上げられた(販売枚数は韓国らしく話を大きくいってる可能性大)。
 しかし、実際私が耳にしたところ
‘Stars’もそんなに心に響かない。歌が下手な訳ではないがK−POPガールズファンにとってJ−POP風歌唱を優先する歌手にはやはりあまり興味がそそらないのが本当のところ。顔が可愛い上品な作りに対して歌い方はややダイレクト、いい意味で下品(ワイルド)なのでこのアンバランスさは魅力かもしれない。もう一方の‘待ってオオカミ’にそれが吉と出ていてB級アイドルっぽい振り付けや吹っ切れ具合はK−POPならではの楽しさでなかなか良い。





 m−netデビューでは
‘Stars’を優先しステージに立ったが、数回出演後、歌手ではなくモデル業が猫の手も借りたいほど忙しくなり8ヶ所での歌手デビューサイン会こそなんなくこなしたがすぐに韓国最大級のショッピングサイト『インターパーク』の顔として実力派俳優を押しのけて専属モデル採用されたり、宝石のイメージキャラクター、韓国ペット協会のペット広報大使など数えだしたらキリがないほどモデルとしてはケタ外れの高評価&仕事量。その人気にネチズンからは『名品』とあだ名がついていてなるほど韓国の人が好みそうな上流で高級な顔立ちをしている。その『名品』の鼻が作り物ではないか?という整形疑惑まで人気の代償として登場したが、小学校時代の写真が証拠として「昔からよく言われますが私の父もりっぱな鼻立ちをしてるんです」とキッパリ否定、確かにそのままだが目は案の定、一重から二重コースになってる点を韓国のメディアがつっこまないところの方がスゴイ。
 最終的に、歌手活動に関しては集中できなかったという結論で2007年は終了したがモデルの仕事がひと段落したのか翌08年の3月14日のホワイトデーにまたまた
‘Touch Me’という春の香りのするK−POPを発表、各種音楽プログラムから出演依頼が殺到したが、実はこのシングル、携帯のLGサイアンの新製品“ピンクビューティーホン”のプロモーション用に立ち上げたプロジェクトで出演は自粛となり(イ・ヒョリのanycallみたいなものか)話題だけの記憶が残り記録が残らない一品となった(デジタルシングルでは購入可能)。
 ということで、ミン・ヒョリンにはこういったモデルありきの活動が似合っているというか支持されているのは確かで、聴く側も副業でやってるなら許せる範囲だろうし軽く聴けばそれなりに楽しめる歌手である。


 


ブックレット&裏ジャケット
CD

(C)Copyright 『K-POP GIRLS DISC FAN』 1999~
レビュー、資料等の無断転載を固く禁じます。


track feed Kポップ 韓国女性アイドル