ピンクル(Fin.K.L)

핑클

  
PROFILE



イ・ヒョリ 이효리 1979.5.10 Lee, Hyo-Lee
オク・チュヒョン 옥주현 1980.3.20 Ock, Ju-Hyun
ソン・ユリ 성유리 1981.3.3 Sung, Yu-Ri
イ・ジン 이진  1980.3.21 Lee, Jin

 K-POPガールズのはじまりを知りたい人は、ぜひこのピンクルを聴いたほうがいいだろう。日本のモノマネではないオリジナルのK-POPが現在世界を席捲している理由は1998年のこのあたりからスタートしているのだから。素晴らしい作詞と作曲家、そして最高の歌手。このトライアングルにぴたりとはまった時、グループは、自らの成長とともに予想もつかないほど大きな力を持ち世界を変えていく。

 
ピンクルの結成は、まず1997年のS.E.S登場が起因する。S.E.Sは現在も少女時代や、東方神起、スーパージュニア、SHINee、f(x)を抱える事務所『SMエンターテイメント』が、男性グループ【H.O.T】の次に本格的に市場に送り込んだ女性アイドルで、当時、女性グループが売れるという定義が皆無だったなか、初めてティーンにとっての憧れるおしゃれな音楽を歌うファッションリーダーとして突如出現。詳細はS.E.Sのページに譲ることにして、そのS.E.Sが大ブームを起こしているさなかライバル会社であったDSPエンターテイメントは対抗馬を打ち立てるべく急いで4人を召集した。
 S.E.Sに匹敵するためには全員10代でなければならない。事務所は継続的にオーディションを行い、まず一般公開放送で目に付いたのがマライア・キャリーの‘Hero’を歌って大喝采を浴びていた
オク・チュヒョン(18)、彼女を最初のメンバーとしながら本格的に始まり、女性3人組『ECO』の‘幸せな私’を歌って合格したイ・ジン(18)、グラビア大会で選抜されたソン・ユリ(17)、そこに鴨鴎亭洞でステッカー写真を撮影中スカウトされたイ・ヒョリ(19)が合流しすべてが決定した。
 まだ名前が決まっていないデビュー前なのにすでにファンクラブが誕生し、PC通信でファンが考えた『
ピンクル』という言葉を所属会社が造語にした。英語単語 'End'にあたるフランス語 'Fine'と英語 Killing Liberty'を合成して 【自由を抑圧するすべてのものを終わらせる】と 【音楽的に自由を追い求める】という意味をかけて女性グループの差別化を誓う。
 1998年5月、
ピンクル1集を発売、ミディアムバラードの‘Blue Rain’をシングルカット(リーダー曲)してデビュー、S.E.Sは天才作曲家ユ・ヨンジン陣頭指揮のもと洗練されたR&Bテイストの楽曲を軸にしていたが、ピンクルの場合は色々な作曲家から良い歌を提供してもらい、大衆が口ずさめるようなもっとポップな作品を目指した。‘Blue Rain’が新人女性グループとしては異例の歌番組1位を獲得し、後続曲‘ルビ(涙悲)’も再びミディアムバラードながら大御所をけちらし堂々首位、そしてまさかまさかの3曲目後続曲‘私のボーイフレンドに’まで1位をあっさり獲得した時には、韓国国内ではすでに異常なピンクルブームが巻き起こり社会現象に。
 S.E.Sは前述のおしゃれさが売りだった訳だが、こと
ピンクルに関しては『人形のようなカワイさ』や『お姫様のような仕草』が同性の子供にまで人気を広げたため、怒涛のCM出演に加えて、急遽ピンクル関連のキャラクター商品が作られ、消しゴム、シャーペン、メモ帳、電話帳、小銭入れ、挙句の果てにはピンクル自転車なるものまで登場した。↓





 
ピンクルの登場により(S.E.Sも含む)、『女性グループは売れたら金になる』という芸能界の流れが加速し、第1次ガールズブームが到来する。それ以前にデビューしていたヤンキーノリのBaby V.O.Xでさえピンクルの後を追うように新メンバーを補充してお姫様スタイルに変身、他にもT.T.MAやCLEOなど膨大なガールズグループ放出がピンクル出現の余波を受け飽和状態になる2003年頃までデビューし続けた。
 さて、その先頭の
ピンクルを横目に今度はS.E.Sが98年11月に2集カムバック、前作よりもピンクルのような可愛さをもった‘Dreams Come True’で活動し大ヒット、再びK-POP女性グループ界は彼女たちの独壇場となり、この事で逆に『S.E.S VS ピンクル』の勢力争いがより浮き彫りとなりシーンが活性化した。
 翌99年、
ピンクルはまず2集『White』を5月に発表、その中から1集よりもスケールアップさせた‘永遠の愛’‘自尊心’が大ヒット。夏には初めてとなるコンサートも企画、同年は彼女たちにとっても忙しく11月末には間髪いれず2.5集スペシャルアルバムで再びカムバックし‘White’‘私の王子様に’‘仮面の時間’など冬にぴったりの歌がヒット、年末のソウル歌謡大賞ではデビュー2年たらずで大賞というスピード出世、その年のピンクル大旋風を締めくくった。
 しかし、常に時代の先の先を進んでいた
ピンクルであったが、女性グループブームの創設者として彼女たちは未だ見ぬ次のステップへと進む必要性があった。

 それはマンネリ化を防ぐことにも繋がるが、より多くの年齢層へ支持されるため事務所は彼女たちを大人の女性へと磨きをかけるべく00年4月、
3集『NOW』発表、タイトル曲‘NOW’はおしゃれで洗練された4人の男性的なスーツタイプのファッションと激しいダンスが話題を呼び大ヒット、01年4月にはさらにファン層を広げるべく80~90年代初頭に流行った流行歌を彼女たちがリメイクした『Memorise & Melodies』発売、‘あなたは知らないでしょう’‘いつも今のように’
・ヒョリのばっさり切ったショートヘアとともに話題となった。その翌年02年、今度はフレンチポップな要素をもった4集『永遠』を発表、成熟した女性の歌唱アルバムとして評価されたが、これが事実上のラストアルバムとなってしまう。
 活動休止の主な理由は、
イ・ヒョリをリーダーとしてまとまっているグループだけに仲違いということでは決してなく、ようはメンバーそれぞれ個別の仕事が増えていったことが挙げられる。一番最初にソロとして大成功したのが女優として地位を確立したソン・ユリで、続く03年にはイ・ヒョリが華々しくソロ歌手デビュー、イ・ヒョリシンドロームならぬセクシーR&Bブームを巻き起こす(年末の歌謡祭の大賞を総なめ)。ジンはコメディ系のドラマ、オク・チュヒョンはラジオDJなどを経たあと、実力のある歌声で醍醐味溢れるソロ作を発売した。

 それから数年経ての05年、それぞれの分野で成功した4人が同窓会的にベストとヒストリーを兼ね備えたDVD+CD発売記念のため一堂に会す。その中で
‘Finkl’といういかにも意味ありげなタイトルの歌をダウンロード販売と付属CDに収録させ話題となるが、これが現在では4人の最後の共同作業となっている。

 
ピンクルは解散を発表せず、活動休止のまま現在まで来ていて、たまにTVでは4人集まりおしゃべりをしたり、今までになかったアイドルの行く末を自ら築いていっている彼女たち4人は、やはりK-POP界において伝説的なグループとして今もなお支持され、その鮮やかさは永遠に色あせない。


 





デビュー当時






2集当時


2.5集当時(左) 3集当時(右)


3集Feel My Love活動時(左) 4集活動当時(右)

サウンドの特徴
美しいメロディは、以前から韓国メロディにあったのだが、それを今風にアレンジしK-POPとして固まって来た時代がピンクルのデビュー年あたりと合致する。現在の中毒性を持ったメロディライン重視よりメロディや曲構成に重きをおいていた。SMエンタと違い、DSPエンタは新人作曲家を大量に起用し、未来のK-POP人材を育成した。‘Blue Rain’は作詞イ・スンホ作曲イン・インス、‘私のボーイフレンドに’は作詞キム・ヨンア作曲キム・ソクチャン、チョン・ジュンギュの共作。‘永遠の愛’は作詞キム・ヨンア作曲チュ・テヨン、‘自尊心’は作詞キム・ヨンア作曲パク・ヘウン、‘White’は作詞キム・ヨンア作曲キム・ソクチャン、‘NOW’は作詞ホン・ジユ作曲キム・ジングォン、‘永遠’は作詞イ・ヒョリ作曲ユ・ジョンヨン。
ヴォイスの特徴
まず、圧倒的歌唱力を誇るのがオク・チュヒョン、多分ビッグママのメンバーであってもおかしくないかも(笑)力強い低音から唸る様に絞り出し楽曲のメインパートを担当した。イ・ヒョリがその次に上手く何でも歌いこなせて声にも独特の味があるのでソロで成功したのもうなずける。イ・ジンとソン・ユリはプロ歌手というよりは今どきの娘がカラオケで恥ずかしそうに歌うレベル。しかし、それが逆にかわいらしさと純粋さをグループに加味させたのは言うまでもない。

DISCS 
 
 

BLUE RAIN('98)
1998.05


 
ピンクル(Fin.K.L) / 1集('98)
 
※ステージ衣装は、この数年後の01年日本のグループ『ミニモニ。』に使われたが元祖はコチラである。

Tracks
Disc 1
1.
Blue Rain   
4:19
2.
愛の香り 사랑의 향기  
4:10
3.
Shadow  
4:05
4.
ルビ(涙悲) 루비 (슬픈눈물)  
4:10
5.
落書き 낙서  
3:41
6.
私のボーイフレンドに 내 남자 친구에게 
3:58
7.
誘惑 유혹 
3:27
8.
ウィンク 윙크  
3:25
9.
幸せな約束 행복한 약속  
3:36
10.
行って    
3:34
11.
ブルーデイ 블루데이  
3:37
 

White('99)
1999.05


 
ピンクル(Fin.K.L) / 2集('99)
 
 

Tracks
Disc 1
1.
永遠の愛 영원한 사랑   
4:09
2.
Waiting For You  
4:12
3.
The Beginning 
4:21
4.
引き出しの中の童話 서랍속의 동화  
4:16
5.
Oh! Boy   
4:00
6.
I’M Right Now  
3:56
7.
だから私たちは 그래서 우린 
4:06
8.
自尊心 자존심  
4:06
9.
Still In Love  
4:21
10.
Kiss Me? Alright!  
3:48
11.
ガラス 유리  
3:53
12.
私の祈り 나의 기도 
4:48
 

S.P.E.C.I.A.L('99)
1999.11.26


 
ピンクル(Fin.K.L) / 2.5集('99)
 
名曲!!!

Tracks
Disc 1
1.
私の王子様に (To My Prince)    나의 왕자님께
3:51
2.
仮面の時間 가면의 시간  
3:30
3.
ホワイト(White)   화이트
3:54
4.
Blind Love  
3:34
5.
祈り 기도  
4:23
6.
ローズ(Rose) 로즈
3:51
7.
隠された影(To My Friend)  숨겨진 그림자
4:02
8.
わずかな時 아주 잠시만   
3:55
9.
中毒 중독   
3:56
10.
Tonight  
3:38
11.
あなたの記憶 너의 기억   
3:37
12.
Maybe   
4:13
13.
インディアン人形のように 인디언 인형처럼  
3:30
 

NOW('00)
2000.04.23


 
ピンクル(Fin.K.L) / 3集('00)
 
Tracks
Disc 1
1.
Now  
3:31
2.
Feel Your Love  
3:38
3.
Eternal Love   
4:05
4.
One Fine Day  
4:01
5.
待つとき 어떤 기다림   
3:55
6.
One fine day
3:45
7.
恋愛の基礎 연애의 기초
3:47
8.
ファーストキッス 첫키스  
3:35
9.
Pure Love 
3:54
10.
私だけの秘密 나만의 비밀 
3:37
11.
Sting...
3:47
12.
私を忘れないで 날 기억해줘요   
4:18
13.
Dear Man  
4:05
 

Memorise & Melodies('01)
2001.04.13


 
ピンクル(Fin.K.L) / リメイクアルバム('01)
 
イ・ヒョリのショートカットに注目!!
Tracks
Disc 1
1.
あなたのうしろで 너의 뒤에서 (remake)
4:27
2.
いつも今のように 늘 지금처럼 (remake)   )
3:49
3.
あなたは知らないでしょう 당신은 모르실꺼야 (remake)
3:27
4.
瞳 눈동자 (remake)
4:13
5.
嫉妬 질 투 (remake)
3:25
6.
あなたの心を私にくれるなら 너의 마음을 내게 준다면 (remake)
4:15
7.
もう一度だけ 한번만 더 (remake)
3:44
8.
ある懐かしさ 어떤 그리움 (remake)
4:04
9.
時間のなかの香り 시간속의 향기 (remake)
3:31
10.
見えるね 보이네 (remake)
4:04
11.
愛はガラスのようなもの 사랑은 유리 같은것 (remake)
3:52
12.
あなたは人形のように笑っているけど 그대는 인형처럼 웃고 있지만 (remake)   
3:01
13.
Fin.K.Lスペシャル動画像集 핑클 스페셜 동영상 모음 (video)
 

永遠 ('02)
2002.03.08


 
ピンクル(Fin.K.L) / 4集('02)
 
フレンチポップみたいですね
Tracks
Disc 1
1.
Good Bye  
3:43
2.
永遠 영원 
4:19
3.
Change  
3:54
4.
私と同じなら 나와 같다면  
3:47
5.
Never  
3:38
6.
Happy 
3:21
7.
Fortune (For 春)  
4:14
8.
You`Re My Boy
3:50
9.
Bell  
4:03
10.
So For Your Love  
4:26
11.
あなたの中の私 그대안의 나 
4:30
12.
世の中でもっとも悲しいこと 세상에서 가장 슬픈 일 
5:04
13.
Don`T Go Away  
4:06
14.
背け 외면  
3:33
15.
One More Time  
3:52
 

Finkl [シングル/EP] ('05)
2005.10.26




デジタルシングルですが
ヒストリーDVDにもCDが付属されてます。

 
ピンクル(Fin.K.L) / Finkl [シングル/EP]('05)
 
MVの撮り方はChristina Aguilera, Lil' Kim, Mya, Pinkが競演した Lady Marmaladeを意識していますね
Tracks
Disc 1
1.
Finkl
3:41
2.
Butterfly  
3:19
3.
I’M Crazy About You
4:11
追加資料

コンピレーション、ベスト盤、LIVECD、映像メディア


『Fine Killing Liberty Best』
VCD
1999年2月

V.A.『Now N New』
1999年4月
(チャリティソングに参加)

『ピンクルのちょうちょ童謡祭』
VCD
1999年5月(VHSも発売)

『1999 First Live Concert』
CD
1999年10月

『1999 First Live Concert』
VCD(VHSも発売)
1999年11月

V.A.『Millennium Carol』DVD
1999年11月
‘1999年クリスマスには’収録

『History』
VCD
1999年12月

『2000 The Second Live Concert』
VCD(VHSも発売)
2000年6月

『Fin.K.L History... 』
ベストCD
2001年1月

『Red&Blue:立体映像アルバム』
VCD
2001年2月

『Star - Cd』
2001年3月

『Forever Music VIdeo 』
VCD(VHS,DVDでも発売)
2001年12月

(C)Copyright 『K-POP GIRLS DISC FAN』 1999~
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