タシャニー(TASHANNIE)
 
日本人がビックリするくらいのカッコイイR&B 
DISCS


『PARALLEL PROPHECYS』


警告”
動画提供:54mphさん



“一日一日(ハルハル)”


“片思い”


“我慢できなくて”

タシャニー / 1集 ('99)   WJCC-0187

 タシャニーは初めて、韓国歌謡とR&Bが完全に融合した到達点である。まがい物ではない宝石群は今も輝きを失っていない。99年といえば宇多田ヒカルがデビューアルバム『First Love』を完成させた年で、どちらも極東にR&Bの扉を開けた張本人であることは実に意義深い。
 タシャ(ユン・ミレ)はご存知『UP TOWN』というこれまた韓国で最初の本格派RAPグループ出身でアンダーグラウンド全開のサウンドでありながら97年デビューとともに‘また会ってくれ(タシマンナジョ)’を大ヒットさせている。タシャはグループ3集活動を終えた98年、ソロ活動の準備にとりかかっていた。しかし彼女の考えるR&Bの理想は高くとうてい1人では表現できないとRAP&ダンスができる相方を探すことに。





 そこで米国のアンダーグラウンドシーンでラッパーとして活躍していたアニー(イ・スア)と偶然出会う。意気投合したユン・ミレとイ・スアはそのままチームを組むことになりデュオ名を2人の英語でのニックネーム“Tasha”と“Annie”をあわせた“Tashannie”としCD制作にとりかかった。陣頭指揮をとるのは、UP TOWNの創設者でリーダーのチョン・ヨンジュン(本人メンバーは2集まで)。実は彼、93年に歌手として一度ソロデビューしていて、彼の1集収録曲‘一日一日が過ぎれば’はそのまま今回もリーダー曲‘一日一日’としてリメイクされた。欧米至上のR&Bではなくアジア的な唸るこのR&Bをタシャがうまく料理している。その他、若きパク・クンテが後続曲‘警告’を作曲、ファンキーサウンドとR&B しいてはギャングスターラップまで取り込んで縦横無尽、唯一無二のサウンドを展開している。
 タシャは知る人は知る、黒色人種と黄色人種(韓国人)とのハーフである。このことで彼女は幼少期、何度も顔を洗ったり大変、つらい思いをしたそうだが(本人ソロ3集『Black Diamond』で告白)大人になった今となっては彼女の持つ音楽性、リズム感、歌唱すべてが韓国国民の誇りと財産であると私は思う。
 グループはその後タシャの01年ソロデビューを前に解散。タシャは、タシャニーの頃と同じ『ワールドミュージック』から1集、1.5集、2集を発表、特に1集からのリーダー曲‘時間が経った後(As Time Goes By)’がバラードながら大ヒット、チャートの1位にまで上りつめた。一方、アニーは薬物所持で捕まってしまい、出所後『イソラのプロポーズ』で大ヒット中のタシャと共演、元気な姿を見せその後デュオ結成やダンスコーチなど精力的に動いている。2集までに、色々なサウンド(日本人スタッフとアルバムを制作したり、ボビーキムに参加してもらったり)に挑戦していたタシャだったがワールドミュージックの経営不振からBESTを発表後、表舞台に顔を見せなくなり、盟友ドランクンタイガーなどのアルバム・LIVEには参加はしたもののソロ3集を発表するまで、マネージメントの建て直し等ブランク5年を要した。
 そして現在はさらに自分のやりたいR&Bを自分のペースでのびのびと歌い活動中。




ブックレット&裏ジャケ
CD

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