ジュエリーS(Jewelry S)
 
ジュエリーから細分化された同い年の妹たち 
DISCS


『Sweet Song』


カムバックステージ”


‘デート’MV


“キム・ウンジョンとハ・ジュヨンのソロステージ”

ジュエリーS(Jewelry S) / MINI ALBUM ('09)   CMAC-8389

 これは上手い作戦だ。08年、ジュエリーは3年ぶりとなる5集カムバックにおいて2人のメンバー脱退という痛手を負いながらすぐに2人の新人女性『キム・ウンジョン(22)』『ハ・ジュヨン(22)』を参入させ見事チャートTOPを飾った‘One More Time’で蘇る。その復活劇をプッシュした若いエネルギーである2人を今度は翌09年、デュオとして送り出したのだ。これは、彼女たちの名前を覚えてもらうには格好の企画。グループ名はその名も『ジュエリーS』。このSとは響きがよくて使ったそうだが、パク・ジョンアやソ・イニョンら先輩メンバーに対して、自分たちは小さい(small)からという謙虚さも彼女ららしい。でも結局「ジュエリーSのSの意味を探せ」というイベントを自ら開催し、ネチズンからの公募で最終的に『新(シン)』のSに落ち着く。
 ‘Baby J’ことハ・ジュヨンは米国LAのグレナダヒルズ高等学校出身で、彼女の堪能な英語を織り交ぜた本格派RAPは、アングラ、メジャー関係なく舌を巻くレベルの高さだ。キム・ウンジョンもジュエリーオーデションで1万人以上の中から勝ち残ったその歌唱力と美貌はそんじょそこらの女性歌手のレベルをひょいと軽く飛び越えている。リーダー曲の‘デート’は大学生や20代初めの彼女たちが等身大で感じる始まったばかりの新鮮な恋を歌ったナンバーで、可愛いメロディ・ポップに仕上がっている。作詞はなんとあの韓国ビジュアルロックのはしり『EVE』のGゴリラで作曲はイ・ミンスが担当。先輩メンバー、ソ・イニョンは彼女たちが歌う‘デート’を聴いて「可愛いわね、あなた達によく似合ってるわ」とエールを送り、パク・ジョンアもウンジョンが1人で歌うパートに悩んでいた時、録音スタジオにやってきて「こういう風に歌ったらどう?」と応援に駆けつけたそうだ。MVにも残りのメンバーが特別出演しておりジュエリーメンバー同士の強い絆が感じられる。
 今回のミニアルバム『Sweet Song』はこの他に2曲収められており、2曲目の‘聞いてみて’はペットショップボーズで一世を風靡したヨーロッパハウスに日本のパフュームを加味したような面白い作り。3曲目‘あなたがもっと好き’はご存知、本家ジュエリーが03年夏大ヒットさせた‘あなたが本当に好き’のタイトルをパロディ化したナンバーでサウンドは似て非なるものでミディアムスローなラブソング。
 『ジュエリーS』で元気よく飛び出したキム・ウンジョンとハ・ジュヨンの2人。昨年は‘透明な存在’やら‘ジュエリーのバックダンサー’などひどい言われ方をしたものだがTV活動はなかなかの好感触で今秋にカムバックするジュエリーへの布石として確実に2人の知名度はUPした。



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