
本名:イ・ウンジョン 이은정 1982年 3月 8日生まれ
DISCOGRAPHY
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WAWAのEP('06)
に1曲feat
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1集('07)
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バナナガール3集('07)
の3曲目にfeat
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OUT('07)

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馬鹿ね('07)

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Red Wine2曲('08)

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3!4!('08)

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ファランのEP('08)にfeat

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I Miss You('09)

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ENJEL(エンジェル)
エンジェルという名前で再び芸能界へ舞い降りたのは、人気ガールズグループ『CLEO(クレオ)』を脱退したチェ・ウンジョンだ。99年にデビューし、3人組ながら良質なガールズポップを届けてくれたクレオの中でチェ・ウンジョンの立ち位置は真ん中。カン・ミヨンに似た風貌は三人の中で一番人気があったのじゃないだろうか。
そんな彼女も所属会社が5集を発売するためには収益問題からヌードを撮影しなければならないと強要されたためグループの方向性に疑問を感じ、2003年の4集を最後にグループから離れてしまう。ソロになりたいという願望が強かったチェ・ウンジョンだが、ソロデビューに関して取り入ってくれる会社は100件以上訪ねてゼロだったらしい。
20代半ばを過ぎた女性歌手が再デビューすることがいかに難しいかが分かる。彼女自身、CLEO(クレオ)在籍時代、街中でどなりあった喧嘩が芸能ニュースにスクープされたり、シャープのソ・ジヨンと並び評される性格の悪さと認識していたのだが、要は勝ち気な女の子だろう。今回カムバックにあたっても、『多分駄目だろうとほとんどの人が私に言い捨てた』とインタビューで語っているが、『私はすごいのよ』的なやりとりが最初にあって、現実に打ちのめされたのクチではないか。
3年間、チェ・ウンジョンがどことも上手くいかない不遇の時代。最初の専属契約は自分のやりたい音楽とは違うロックコンセプトをつきつけられ解約。もうひとつは13曲まで録音した作品が会社の経営悪化のためお蔵入りになり解約。
もう普通の女の子として生活したいと、宝石鑑定士の資格の受験勉強をはじめ去年まで東大門の衣料市場で商売していたという。結構リアルだ。それでも、夢を捨てずにいたことから思った通りの契約が出来たようで神は見捨てなかったのだろう。エンジェルだけに(笑)今回ようやくデビューアルバムが出せた彼女、その意気込みが『あきらめなさいと言った人たちに私はこれだけできるのよ』と、強くアピールしたいらしい。怨み節だ。
さて本題、ズバリこのアルバム『名盤』。恐れ入ってしまった。ペ・スルギ以来の衝撃。どうせ売れんかもしれんが私の耳に嘘はつけない。
m-netのカムバック見たときはそれほど良さが分からずスルーしたのだがトータル性があったのね。まず、チェ・ウンジョンの声。すこし線が細いが主張性がありエモーショナルな歌いまわし、このタイプの声はなかなかいない。クレオの質の高さは彼女の存在だったのだ。そしてテワン
a.k.a C-LUV選び抜かれたFeatもアンダーグラウンドからメジャーまで名うてのHIPHOP・R&Bアーティストが参加していて大正解。
バックトラックすべてが最高にHIPでいかしている。彼女がどうしても作りたかったものがこのアルバムだったなら妥協も許されなったのがうなずける。全曲捨て曲なし。13曲目まで本当に一気に聴いてしまった。現在最新のR&Bタイプの女性では追随を許さないはずだ。

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