DIVA(ディーヴァ) 
 
韓国R&B女性グループのプロトタイプ


DISCS

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その他の参加アルバム

●1999 『VA/1999大韓民国』 (RLPD-017)
●2001 『VA/OST盤“新羅の月”』(CKC-0137)
●2003 『VA/OST盤“Project X ”』(DYCD-1205)
●2003 『VA/OST盤“パンチ(原題テリョ)”』(BMGPD-6625
)


男性誌の表紙を飾る現メンバーの『DIVA』

DIVA(ディーヴァ) 

 

 韓国では90年代初めにキム・ゴンモにより初めて大韓ブラックミュージックが大流行。その後続いたのが女性のパク・ミギョン、在米同胞の男性3人組『ソリッド』、SMエンタの天才ユ・ヨンジンなどで、現JYPの代表パク・チニョンも94年デビューから3年後の97年3rdからFUNK 色を強くしていった。もちろん、当時活躍していた男性2人組『DUEX』や男女混合『ルーラ』も歌謡曲路線ながらサウンドは、アメリカのR&Bを積極的に吸収した楽曲だったのだが、そのルーラの中心人物イ・サンミンが「そういえば韓国歌謡界にはまだ女性3人組で悪ガキっぽいR&Bタイプのグループがいない」とビジネスチャンスをうかがい自らのプロデュースと自らのグループ『ルーラ』から女性シンガー、チェ・リナを立て新しく『DIVA』という女性3人組を97年9月デビューさせた@。メンバーはチェ・リナ、ビッキー、ジニ。ルーラ人気を引きずったままの活動ですんなりとタイトル曲“そう(クレ)”はヒットし、その半年後の98年4月2集であるAを発表、どこかしらビーチボーイズの“ココモ”を思わせるリゾートタイプの“なぜ呼ぶの?(原題ウェブロ)”が大ヒットした。すでに超大物ルーキーであったピンクルはデビューしているが、明らかにカラーが違ったのでお互いそれほど気にせず活動できただろう。そして半年後の99年1月、今度は世界進出と銘打ってB『ドリーム』という全編英語歌詞のアルバムを発表した。その中から“I'll Get Your Love”のヒットが生まれ、同年6月ジニをメンバーから外し、『UNITY』という本格アンダーグラウンドヒップホップグループの紅一点イ・ミンギョンを引き抜いた。本格ヒップホッパーの彼女が参加したことにより、グループ内は活性化され、歌に転じていたチェ・リナも自らのRAPに磨きをかけC3rdを発表することとなる。チェ・リナが参加した同時期のルーラ6集と双璧をなす、このアルバムはFUNKEYでキャッチーな歌謡曲とR&Bがうまく交じり合った名盤だ。そして同年後半、親分であるイ・サンミンと当時韓国で流行していた、同所属アーティストを集めたファミリーアルバムD『BROS』を発表した。ここでは、イ・サンミンの『ルーラ』をはじめ『DIVA』、ソロでヒットをはなった『エスダー』やデビュー前の『シャクラ』、ファミリーではないボビーキムなど豪華な顔ぶれが一同に会した。この中からのタイトル曲“Win Win”や後続曲“Dejavu”がヒット、チェ・リナのビッチ系マシンガンラップやビッキーのRAPも聴ける名曲。Eはイ・サンミンの当時の恋人であり元1730、CoCoのメンバー、現在も女優として活躍しているイ・ヘヨンが00年8月発表したソロデビューアルバムで、BROS熱風の勢いがそのまま聴けるハードコアRAP1曲目はビッキーやジニやボビー・キムが参加しておりなかなかの名曲。そのBROSで『ルーラ』同窓会となったチェ・リナは、『ルーラ』に重きを置くため『DIVA』を脱退、急遽元メンバーの補充に、BROSにも参加した元メンバーのジニが復活、新生DIVAとして同年11月F4thアルバムを発表した。以後、このメンバー構成で現在に至る訳だが、この3人が全員ラッパーとして攻撃するタイトル曲“UP&DOWN”はジャングル・ビートにTRIP・HOPと呼ばれる早口RAPが縦横無尽に暴れまくる最高にカッコイイナンバーであれよあれよとチャートを駆け上り、頂点を極めた1曲。チェ・リナがいない新生DIVAで黄金期を迎えた彼女達は、翌年01年8月同路線のG5thを発表(イ・サンミンとは前作で決別している)。80年代ディスコを復古したタイトル曲“ピッタリだ(原題タギヤ)”がヒット、02年9月に発表したH6thではよりクラブ向けのキラーチューン“Action”をタイトル曲に活動、ヒットはしなかったもののブレイクのジニの低音RAPがゾクゾクさせる風化しないK−POPの名曲といえる。翌年03年は活動に恵まれず2枚組のBEST盤Iを発表。04年1月にようやくJ7thアルバムを発表、ゴージャスなR&Bにチャレンジしミディアム・テンポの“HEY BOY”をタイトル曲に活動したがヒットせず。私的には4曲目の“GET THE PARTY”(名曲!)の方が完璧なキラーチューンだと思っていたので選択を誤ったのではなかろうか。そして今のところ最新作となる05年9月発表された8thKでは、どこかイキがった悪い女のイメージはどこにもなく日に焼けた小麦色の肌で健康的な女性のイメージで転換を図ったが方向が定まらず失敗した。その後グループでの活動は途絶えたがイ・ミンギョンなど女優として精力的に活動している。


総括すると当初の目標であった米国のR&Bグループのような女性3人組は、最初の3枚では歌謡曲が濃く実現されなかったが、4枚目からはなかなかのサウンドを聴かせて、韓国ミュージックシーンを牽引し、その後のR&B歌手の門戸を開いた意味で彼女達の存在の重要性は大きい。




DIVA動画
動画提供:でも嘘なんだよねさん

“UP&DOWN”


4集収録曲

“ACTION”
6集収録曲

“ピッタリだ”
5集収録曲

“なぜ呼ぶの”
2集収録曲
DISCS


『Funky Diva』


“そう”
DIVA(ディーヴァ) / 1集  ('97) <WJCC-0029>
米国のR&Bグループ『TLC』みたいなグループを作りたい(そういえば日本でもそういってスピードがデビューしたな)と90年代中盤から大ヒットを連発しノリにノッテいた男女混声グループ『ルーラ』のリーダー、イサンミンが企画プロデュースしデビューさせたもちろん女性3人組。メンバーは在米1.5世(幼少期に米国で過ごすとこう呼ぶらしいいわゆる帰国子女)のジニーとルーラで活躍していたチェリナにヴィッキーという編成。この時期やたらファンキーという言葉がはやっていてその波にのるような形で97年8月、ファンクヒップホップタイプの“そう”でデビュー、2週間後にはチャートの上位に登りつめるヒットとなった。しかし、この時代にTLCに似た本格R&Bサウンドを韓国音楽界が供給できるはずがなく、入り口がHIPHOPっぽく後はルーラと同タイプのダンス歌謡曲になっている。それでも、DIVAのようなビッチ系タイプの女性3人組はいなかったので、このタイプでも売れるという道しるべを示した意味で存在価値がある。本格アンダーグラウンドの韓国HIPHOP界にも参加のお誘いを受けたりした。チェリナのRAPPERとしての方向性を広げさせた開眼をさせたという事で今となればこのグループ、重要度が高い。









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