600名の全国オーディションから選ばれた13歳のシンビ、12歳のユンビ、ジニのローティーン3人組がC.O.Cだ。まだ子供ということで当時も一歩引いて見ていたし、一度のSBS人気歌謡での出演もおぼつかなかったので記憶の端に追いやられていたが、この1集、通して聞くとプロデューサー、ハンジャンフンの熱意のこもったガールズポップ作りに感心する。曲の特徴として、テンポが136BPM級のJ−POPよりのサイバーテクノ歌謡とピンクル継承のメロディアスお姫様ポップの二手に別れる。活動曲はタイトルの“My
Friend”でTTMA1集のプリズム路線のユーロポップで印象が弱いのを否めない。それより4曲目“手紙”がガールポップとして最高の出来。2曲目“I Want
you
love”もキュートRAPから始まる同スタイルで良い。まだまだ子供なので曲によっては子供が歌っているように聴こえたり、普通のk-popに聴こえたりそういう曖昧さがネックでもあり売りでもあったのだろう。BoAもデビューが13歳だったし、日本の戦後歌謡に幼少期の美空ひばりや梅木マリなどが活躍したことを思えば、先入観や偏見をのぞいて、しっかりと楽曲として評価する価値があるのでは。